水回りのリフォームで生活を一新!必要な費用や注意すべきポイントは?
1日の疲れを癒すバスタイムや、家族みんなで食卓をかこむ幸せな時間。お風呂やキッチン、トイレなど、私たちの生活には“水”を欠かすことができません。しかし、水回りは生活感が出やすく汚れも目立つ場所でもあります。
毎日こまめにお掃除しても、少しずつ古くなっていくのは避けられません。水回りが老朽化してしまうと衛生的にも精神的にもよくありません。水回りを清潔に保つことが生活の質の向上につながるといってもいいでしょう。
今回は水回りのリフォームについて、補修すべきタイミングや必要な費用、リフォーム方法をみなさまにお伝えしようと思います。
水回りのリフォームに取りかかるべきタイミングとは?
結論からお伝えすると、“築20年”をひとつの目安にしてください。これだけ長い時間が経過すると、浴室内でカビが目立ってきたり、汚れがなかなか落ちなくなったり、内装の傷みが目に見えてあらわれます。
もちろん家族構成やライフスタイル、ペットの有無や地域差によってリフォームのタイミングは変わってきます。おなじ築20年でも核家族と三世帯家族では蓄積されるダメージの量も違います。築年数はあくまでもひとつの目安として参考にしてください。
水回りの傷みをそのまま放置しておくと、リフォーム自体が困難になったり、よけいに工事費がかかってしまったり、大きなトラブルにつながる可能性も出てきます。水回りはみなさまの生活を支える重要なインフラですので、細やかなケアが必要です。
水回りのリフォームに必要な費用ってどのくらい?
リフォームをする際にやっぱり気になるのが“費用”ですよね。ここではトイレ・お風呂・キッチンのそれぞれのリフォームに必要な費用をお伝えします。
【トイレ】
トイレのリフォーム費用の相場は工事費込みでおよそ20〜50万円です。トイレのリフォームで一番多いのは“便座の交換”ですが、一例でLIXIL(リクシル)の商品をご紹介します。シンプルな便座でどのようなお部屋にもマッチする“アメージュZ便器”がおよそ17万円となっています(工事費は別途必要、金額はメーカー希望小売価格)。脱臭機能やウォシュレットが備わっており、掃除もラクにできる“サティス”はおよそ26万円(工事費は別途必要、金額はメーカー希望小売価格)。優美なシルエットがおトイレ空間を華やかにしてくれる“サティスG”はおよそ33万円(工事費は別途必要、金額はメーカー希望小売価格)。となっています。すべて消費税別になります。
【お風呂】
お風呂のリフォームにはいろいろな種類が用意されています。バリアフリー対策やヒートショック対策など最新の技術も取り入れることができるので、費用の幅も大きくなります。おおよそ50~250万の費用感とお考え下さい。一例としてPanasonic(パナソニック)の施工例を紹介します。床材を変え、お掃除しやすいようにリフォームをおこない、浴室のドアを取り換えてバスルームをシンプルにする施工でおよそ124万円。築22年のマンションで給湯器の水漏れを修理し、バリアフリーの施工をしておよそ200万円。築21年の一戸建てでバスルームのサイズを大きくしてミストサウナを設置した施工でおよそ260万円。このようにお風呂のリフォーム内容は千差万別で、金額にも幅があります。
【キッチン】
キッチンのリフォームもバラエティー豊かです。部品の取り換えからシステムキッチンの導入まで幅広い施工がおこなわれており金額も幅があります。部品の取り換えやシンプルな補修であれば30万円がひとつの目安になります。システムキッチン全体を入れ替える場合は50万円から150万円がおおよその費用感となります。水・電気・ガス・換気をコントロールしているキッチンは“お家の司令塔”といってもいいかもしれません。キッチンの場所を移動するようなリフォームの場合、給水管の配管や換気ダクトの工事をする必要があります。撤去後には床やカベの補修もしなければいけません。大がかりな工事になることが多いので、事前にしっかりと打ち合わせをする必要があります。
意外な盲点?!リフォームするときの注意点!
水回りのリフォームは大きなコストがかかるので、絶対に後悔したくないですよね。「思っていたのと違う!」とならないように、しっかりと“未来予想図”を立てる必要があります。しかしリフォームをするにあたり、なにが大切なことなのか事前には分かりにくいもの。そこで実際にリフォームをおこなった経験者からのアドバイスをこちらでご紹介します。
「便器を変えるときは床やカベのリフォームもおこなうと気分一新!」→トイレの臭いはクロスや床にしみつきます。便器の交換にあわせて床やカベのリフォームもおこなうとトイレの印象がガラッと変わり、毎日の生活にハリがうまれます。
「バスルームのリフォームはどれぐらいの日数が必要なのかしっかりと確認すること!」→お風呂のリフォームをおこなっている間は入浴ができなくなる場合があります。リフォームの内容にもよりますがおよそ2~3日かかるケースが多いのでその間の入浴方法をどうするか事前に検討しておきましょう。
「キッチンの高さはとても重要!日常での使いやすさが一番大事!」→キッチンを日常的にお使いになるご家族の身長にあわせて設計することが大切です。高さが合っていないキッチンは肉体的な負荷が大きくなるので事前にしっかりとチェックしましょう。
水回りのリフォームは事前の相談がなによりも大切!
いかがでしたでしょうか。私たちの生活を支える水回りのリフォームはさまざまな用途・工法・目的があり、費用の幅も大きく異なります。これからの生活に大きな影響を及ぼす工事になるので事前にしっかりと打ち合わせをする必要があります。弊社はお客さまのニーズにあったベストなご提案をするよう心がけていますので、水回りのリフォームについて不明な点等ございましたら弊社まで気軽にご連絡くださいませ。