屋根と外壁の塗装はいつやるべき?!見落としがちなサインや塗装で注意すべきポイントとは。
みなさんご存じの童話“3匹のこぶた”。オオカミから身を守ったのは3番目のこぶたが造ったしっかりとした屋根と外壁のお家でした。
この物語は現代を生きるわたしたちにも大切なメッセージを届けてくれています。
屋根と外壁は風雨や紫外線、太陽の熱からわたしたちを守ってくれます。あたりまえのことですが、屋根や外壁がなければ生活を送ることもままならないでしょう。しっかりとした屋根や外壁があるおかげで生きていくことができるといっても過言ではありません。言い換えると屋根や外壁がボロボロになってしまうと、日常生活に大きな影響が出てしまうということです。
今回はわたしたちの生活に欠かすことのできない“屋根と外壁”のリフォーム(塗装)についてご紹介しようと思います。
塗装のタイミングはいつ?!屋根と外壁からのサインを見逃すな!
どのタイミングで屋根と外壁の塗装を検討すればいいのでしょうか。建物を保護するために重要な役割を担っている塗装ですが、築年数を重ねるにつれ塗り替えの必要性が増していきます。
結論からお伝えすると、塗装のタイミングは“築10年”がひとつの目安となります。これだけの時間を過ごした屋根や外壁には何かしらの劣化がみられます。あまりに長い間そのまま放置していると補修自体が困難になったり、大がかりな作業になってしまうのでご注意ください。
築年数にこだわらず、屋根や外壁にあらわれたサインを見逃さないことも大切です。築年数が短くてもお住まいの地域の状況によって建物が受けるダメージは変わってきます。屋根や外壁にはいろいろな変化が見て取れますので、そのサインによって塗装が必要かどうか判断ができます。
屋根:時間が経つと屋根の塗膜が劣化します。防水機能が低下した屋根には“コケ”や“カビ”が発生します。普段なかなか屋根にのぼる機会もないため、いざ確認してみると大変な状況になっていたというケースもあります。
外壁:外壁に触れると壁の色とおなじ粉が指につくという“チョーキング現象”や“ひび割れ”がみられる場合は塗装が必要なタイミングといえます。屋根と同じくコケやカビが発生している場合も塗装が必要です。
屋根・外壁に共通してみられるサインは“雨漏り”です。室内に雨漏りが発生しているということは、屋根や外壁に何らかのトラブルが起きている可能性が高いです。放置しておくと屋根の内部が腐食したり、外壁に大きなダメージを与えてしまうなどの致命傷になりかねません。
弊社の施工実績として屋根の補修や外壁塗装の情報をホームページに掲載しています。いろいろなご家庭のトラブルのサインが載っていますので参考までにぜひご覧ください。
見出し:屋根・外壁塗装の費用はどれくらい必要なの?
日本でもっとも多いといわれている“30坪の一戸建て”を基準として費用感をお伝えします。
【屋根】
工法や塗料によって変動しますが、おおよそ40~60万とお考え下さい。屋根の形や劣化の状況によっても多少の変動があります。
【外壁】
建物の大きさや塗料によっても金額が変わってきますが、おおよそ80~120万円というのがひとつの目安になります。
塗装の場合、職人さんの人件費、足場を組むための作業費、現場の管理費などが加わってきます。ご自宅の状況によって金額が大きく変わってきますので事前の確認・相談が大切になってきます。
費用をおさえようとして期待された補修効果が発揮できなかったり、逆に不必要な塗装をして費用をふくらませてしまうなどのトラブルを避けるためにもしっかりと内容をつめる必要があります。
塗料にはどんなものがあるの?それぞれの特徴は?
費用にも関わってくる“塗料”ですが、機能や役割、品質によってさまざまな商品が用意されています。まずは大まかな塗料の特徴についてお伝えします。
【シリコン塗料】
主成分の合成樹脂がシリコン系でつくられている塗料をシリコン塗料といいます。おおきく水性と油性に分類されていて用途に応じて使い分けます。塗料をぬるためには液体でうすめる必要があります。水で塗料を溶かすのが水性塗料。シンナーなどの溶剤で溶かすのが油性塗料になります。水性のシリコン系塗料には「高い耐久性と光沢・カビに強い・環境にやさしい」といった特徴があります。油性のシリコン系塗料には「高い耐久性と光沢・雨水に強い・カベとの密着がいい」という特徴があります。
シリコン系の塗料は耐用年数が長く、コストパフォーマンスに優れているという点がメリットになります。塗料の中でもいちばん人気が高く主流となっているのがシリコン塗料です。
【フッ素樹脂塗料】
塗料の主成分が合成樹脂で、そのなかにフッ素が含まれている塗料をフッ素樹脂塗料といいいます。ビルや大型の商業施設などでよく使われています。その理由として挙げられるのが“高い耐久性”です。価格が高いというデメリットを補って余りある耐久性の高さから一般の住宅にも使われることがあります。カビや藻に強く、太陽の光や紫外線にもよく耐えます。
水と密着する性質の“親水性”も高く、汚れが落ちやすいというのもフッ素樹脂塗料の魅力です。
【遮熱塗料】
“熱を遮る”と書く遮熱塗料には、その名の通り、お部屋にこもる熱を軽減してくれるという機能があります。その効果は非常に高く、遮熱塗料を塗ることで真夏の屋根の表面温度が15~25度も下がります。場合によっては60度以上まで熱くなる建物の屋根を40度前後まで抑えられるのでお部屋の涼しさに一役買ってくれます。
機能性の高さで選ぶなら遮熱塗料をオススメします。弊社では遮熱効果の高いガイナ塗装による施工実績もございます。お部屋が涼しくなるとクーラーの使用もおさえることができ光熱費の節約につながります。
屋根と外壁を守ることはお家の寿命を伸ばすことにつながります!
わたしたちにも定期的な健康診断が必要なように、建物にも節目でメンテナンスをおこなう必要があります。
「わたしの家は大丈夫」と油断していると、あとで大きなトラブルに見舞われかねません。「あのとき点検しておけばよかった…」と後悔しないためにも、まずは築10年で業者によるチェックをおこなうことをオススメします。
建物にも“塗装のサイン”があらわれるので、細やかにチェックしてみてください。屋根と外壁の塗装についてご質問があれば弊社まで気軽にお問い合わせください。