屋根の和瓦に『漆喰』と『ラバー工法』
堺市 M様邸
2019年7月、堺市のM様の邸宅にて、屋根の和瓦に『漆喰』と『ラバー工法』によるメンテナンスを行いました。
日本の古き良き伝統である和瓦には、経年劣化を防ぐための補修が欠かせません。弊社では雨漏りや災害によるダメージでお困りの方に向けて『漆喰』と『ラバー工法』をオススメしています。
まず『漆喰』とは瓦と瓦のすき間を埋める白いセメントのことをいいます。漆喰がはがれてしまうと、そこから雨水が入り込み、雨漏りの原因になります。
弊社では劣化した漆喰をきれいに取り除き、適度なボリュームの新しい漆喰を塗り込みます。漆喰のメンテナンスは簡単そうに見えますが、じつはやり方によっては雨漏りがひどくなることがあるのです。
雨漏りを防ぐためには“適切な分量の漆喰”でメンテナンスすることが大切です。このさじ加減を間違えてしまい、よけいに雨漏りがひどくなってしまっては本末転倒です。
雨漏りのみならず、台風や地震に対する瓦の損壊を防ぐには『ラバー工法』が有効です。屋根の瓦と瓦を接着剤で固定させる工法のことを『ラバー工法』といいます。
ラバー工法には台風や地震で瓦がずれないようにしっかりと固定し“屋根の耐久力を守る”という目的があります。瓦はもともと耐久力がとても高く、日本では古くから愛用されてきました。しかし言い換えると、長い間わずかなダメージ(ゆがみ)が蓄積されているということでもあります。
ゆがみの蓄積がある屋根が地震のゆれや台風のつよい風にさらされてしまうと、瓦が大きくずれてしまったり、飛散してしまうなど、人身事故につながる恐れが出てきます。
そのようなリスクを避けるために瓦の耐久力を高める『ラバー工法』は有効です。
しかしながらこの工法も間違ったやり方で行ってしまうと逆効果になってしまいます。侵入した雨水の逃げ場がなくなり雨漏りがひどくなってしまったり、湿気による劣化や腐食の原因となってしまうのです。
『漆喰』も『ラバー工法』も正しい施工方法で行うことが何よりも重要です。屋根についてお困りの方は弊社までご相談くださいませ。お客さまの生活を支える大切な屋根をしっかりと守ります。