屋根瓦のラバー工法
堺市 Y様邸
2019年1月、堺市のY様の邸宅にて、屋根瓦のラバー工法をおこないました。
ご自宅の意匠(見た目)を趣のあるものに仕上げてくれる屋根瓦ですが、屋根は私たちが思っている以上にダメージを受け続けています。台風や地震などの災害はもちろん、紫外線やチリ・ホコリ、獣害などのリスクにもさらされています。
近所に新しい建物が造られたり、逆に取り壊されたりした際にも風向きが変わり、これまでになかったような影響を受けることがあります。ちょっとした変化でもダメージが蓄積して屋根瓦がずれてしまうのです。
瓦がずれて隙間ができるとそこから雨水がしみこみます。雨水が家の柱や外壁まで達してしまい、そこから腐食が始まって、取り返しのつかない損害を被ったケースもありました。
弊社では屋根瓦の補修に関して『ラバーロック工法』をご提案しております。これは屋根瓦を接着剤(ラバー)で固定(ロック)させる工法になります。この工法のメリットは主に2つあります。
①屋根瓦の隙間をうめる
②屋根瓦のずれをふせぐ
さきほどお伝えしたように、屋根瓦はつねにさまざまなダメージを受けています。少し見ただけでは気づかないわずかな隙間がうまれてしまっていることもあります。また、いったん瓦がずれてしまうと、1枚1枚に重みがあるため全体のバランスが崩れてしまいます。少しのずれが大きな損害を引き起こしてしまうため、早めの対策が必要になります。
ラバーロックは接着剤を塗る場所がポイントになります。できるだけたくさんの接着剤を塗った方が強度があがりそうですが、じつはそれは逆効果。基本は『瓦の桟山(山なりの部分)の上下』だけでOKなのです。
屋根瓦には湿気や雨水を逃がす機能も備えており、接着剤をたっぷりと塗ってしまうと、その逃げ道もふさいでしまうことになります。逃げ場を失った雨水や湿気によって、雨漏りや屋根へのダメージを引き起こしてしまい、本末転倒といった結果になってしまいます。
弊社ではラバーロック工法に関して、最小限の接着剤で最大限の効果を発揮できるよう、熟練のスタッフによる工事を心がけております。
特に問題がないと思われていても実はダメージを受けている屋根瓦。ご相談・お問い合わせは気軽に弊社までご連絡くださいませ。